大学院

University of Southern California, School of Cinematic Arts/南カリフォルニア大学, 映画学科に進学する事が決まりました!右も左も分からない中坊の頃以来の目標だっただけに歓びも一入です。渡米を決意してからこの日までの6年間を、この結果のため捧げていたと言っても過言ではないのです。

勿論ここへの進学がキャリアに繋がる訳では皆目無く、まだスタートラインに立っただけで、本当の試練はまだコレからです。客観的に見れば、USCへの入学は、全米でのランクや高い競争率を考慮したとしても、映画を生業にする人生を見据えたらまだ手放しで喜ぶようなニュースではないです。監督やプロデューサーとして映画産業を支えている人々は、さらに限られた人々なので。

とはいえ、自分でも思い出すと恥ずかしくなるぐらいの情熱でもって進んできた数年間を思うにつけ、身の内に沸き立つ歓喜と興奮を落ち着かしうるほどの冷静さは持ち合わせていません。今は素直にAdmissionを受け取った歓びに浸りたいと思います。そして、これまで激励叱咤でもって支えてくれた家族友人に心から感謝の意を伝えたいと思います。

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ところで、これはもう留学を決意して以来ずっと感じている事だけど、インターネットに情報が散乱する今でも海外留学に関しての情報はなかなか得るのが困難です。特に映画に関しての留学となると、語学学校の寄稿文とかのみで、情報も限定されています。

僕は映画学科のある大学院に進学する上で、出来るだけ自然な過程を経て進学したいと考えていました。単刀直入に言ってしまえば、日本の留学斡旋プログラムは使わないと言う事。高校生の時にこう考えたのは、僕の単なる意地だったけど、今となってはこの判断は、自分の予想だにしない沢山の実りがあって良かったと切に思う。

と言う事で、今後しばらく気が向いたときは、自分の大学院進学に向けて何をしたかを津々浦々と書いていきます。いつかどこかでだれかの指針になれれば。