508

気がついていたら終わっていた。いや正確にはまだ二週間あるのだが、とりあえず撮影が先週終了し、大きな山は超えたと言ってよいでしょう。
508というクラスはSCAにおいてイニシエーション的な意味を持っており、科せられる作業量の多さと過密なスケジュールに圧倒され、結果として不平不満を漏らす人々が少なからず居る中、僕のトリオはおしなべて充実した三ヶ月間だったのではないかと思っています。
508を通じて、僕は短編が好きだなとあらためて実感した。作家の個性が凝縮されてるし、俳句的なミニマリズムの美もある。悲しいかな短編はビジネスとして成立していないので、食いっぱくれない為にはいつか別れを告げなくてはならないのだけど、これから先も機会があればカラーの異なる様々な短編を制作して行けたらいいなあと思う。