スクリプト

何かを創作するには、そのジャンルに対する愛情が必要不可欠である。音楽が好きでなければ作曲なんておろか楽器の練習すら苦痛だし、寄席に行った事無い人間は落語を作れないだろう。ただこれは裏を返せば、対象物に何らかの美を見いだせれば、それを作る道は自ずと開ける、とも言えるのだ。というのも、最近英語で脚本を書くのが楽しいのである。今まではそれが苦痛で。考えてみれば、今までストーリーや物語そのものに素晴らしさを求める事は常日頃あったが、脚本、スクリプト、つまりあの120ページ相当の紙の固まりそのものを崇拝する事は一度も無かったのである。しかし、中々どうして色々読んでくると、それ相応の愛着がわいて来て、そこにいわゆる芸術性のようなものを感じはじめてしまうんですね。