不撓不屈

アメリカに何年いようと、英語をネイティブ風に話すというのは難しいものです。初めて見る単語や、少し長い文章の含意を瞬時に把握する嗅覚が身に付かない。専門用語とかだと特に顕著で、今日はデュルケムという文化人類学者の社会学主義についてのディスカッションがあったんだけど、その中でキーワードとなる「集合表象」の具体例を挙げる際に、とんちんかんな答えをだして恥をかいてしまった。講義中の誤答自体は、何も聞かず誤解したまま聞き流してしまう事と比べたら、はるかに有意義なので恥ずべき事ではないのだけど、あらためて日本語で調べるとその意味が誰にでも理解できるレベルだったりすると、自分の英語力の貧しさに嫌気がさす。この不安が、明日の一歩のための燃料になってくれれば、それで良いと思ってはいるけれど。